ようやく梅雨が明け、夏本番を迎える前の7月第二日曜日早朝、本住寺の檀家さんによる境内清掃がありました。

今年度からは5月・7月・9月・11月の年4回、檀家の皆様に境内清掃のご協力を頂くことになりました。

各地区ごとに5班に分けて順番に回っていきますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

掃除のことを仏教用語では『浄界行(じょうかいぎょう)』といいます。自分たちが暮らしているところや神仏がいらっしゃる場所を掃除することで、場を清め、心を清める修行の一環です。

また、自らの身体を使った奉仕は『身施(しんせ)』と言われるお布施のひとつで、善行功徳となります。

さて、5月の『遠田地区』に続き、今回の担当は1班『関谷地区』の皆様です。

午前7時、早朝とはいえ今日も一日暑くなることを予感させるような蒸し暑い中、鎌や熊手・草刈機などをそれぞれに持ち寄って、持ってきた道具などから分担と段取りを決め、作業開始です。

伸び放題の雑草たちの勢いは物凄いですね。

 

固い笹だって草刈機なら大丈夫! 

 

鎌を振るう手だって早いんです。

 

木の下の細かい所だって見逃しません。 

 

住職だって頑張ります。

 

参道も掃き清められ、綺麗になりました。 

 

 

約2時間におよぶ境内清掃が終わった後は、冷たいお茶で一服です。

珠のような大汗をかきながら浄界行を行った後、皆さんと談笑しながらいただくお茶はまた格別です!!

そして、普段お会いする機会の少ない檀家さん達にも、お寺に足を運んでいただいて掃除を一緒にできることは、とても有り難く楽しいひと時です。

関谷地区の皆様、本日はありがとうございました。

次回9月は2班『金谷・山手・谷本地区』の皆様となりますので、どうぞよろしくお願い致します。

6月19日(日) 午後2時~

田植えシーズン真っ只中、6月の信行唱題会です。

梅雨空の蒸し暑さに負けず、みんなで太鼓のリズムをあわせて

「 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 」

と、大きな声で一心に唱えました。

繰り返しお題目を唱えていくうちに熱がこもり、額には汗が滲んできますね。

唱題行が終わった後は姿勢を正し、呼吸を整えながら、無念無想で心を鎮める「深心行」です。

静まり返った本堂の窓の外からは、鶯やホトトギス…鳥の囀りが聞こえて心地良く染みこんできます。

 

   

唱題行の後、「スッキリしました!」と言う参加された方の笑顔がとても素敵でした。

こうして 皆様と膝を交えゆっくりとお話しをするひと時は、とても楽しいですね。

本日のお茶菓子は、住職が研修で訪れた比叡山のお土産でした。

午前中に檀家さんが活けて下さった生け花の、斑入りの茅がとても涼やかです。

茅には災難を避け、穢れを祓う力があるそうです。

茅の輪を潜り半年分の穢れを祓う「夏越しの祓」の神事にあやかる訳ではございませんが、

お題目を唱えることで心の浄化を目指していきましょう。

 

次回の信行唱題会は 7月24日(日) 午後2時~ となります。

興味が有る方は、是非お気軽にお越しください。

 

例年よりひと月ほど遅ればせながら、本住寺の総代世話人会がありました。

今回の会議では本堂建て替え事業についての総括と、お寺の今後について話し合いをしました。

これからの本住寺のあり方を、住職・総代・世話人の皆で考え、より良い方向へ進む第一歩を踏み出しました。

皆様、これからもよろしくお願い致します!!

  

朝からの雨模様も、午後からは晴れ上がり爽やかな天気となった中での5月の信行唱題会。

この信行唱題会も、今月から3年目に突入いたしました。

こうして毎月一度、仏祖三宝のご宝前で皆様と一緒に楽しくお題目を唱えることが出来ますのも、お参り下さる皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。合掌。

一昨年、新しい本堂が出来上がりご本尊様の開眼法要が終わった後、せっかく新しくなったのだから、お葬式や法事だけのお寺ではなく、来られた方が笑顔になれるお寺にしたい! そのためにはこれからどうしたらいいのか、自分たちに何が出来るのかなど、二人で色々なことを話し合いました。

その中で、信仰は楽しいものでなければ…という想いから、自分たちにとって原点である『お題目』から始めよう! ということになったのです。

幸いなことに今度の本堂建て替え事業に際し、2尺もある大きな欅の太鼓もご寄進いただいております。

  『だんだんよくなる法華の太鼓』

太鼓のリズムに乗って元気よく、楽しく、お題目を唱えることで、お釈迦さま・日蓮聖人の教えを実践していこう! と決意を胸にしながらも、『唱題会』は当面の間、二人だけで始めていけたらと思っておりました。

始めは二人でも、そのうち太鼓の音に誘われて誰かが来てくれるようになるかも…と思っていたところ、檀家のWさんから「是非、参加させてください!」と言っていただき、そのお言葉に背中を押していただいた形で、そのうちと言わずすぐにスタートを切ることになりました。

その後、月に一度の『唱題会』は『信行唱題会』と名称を改め、少しずつ人数も増えて、昨年11月の落慶式典の際には太鼓隊として『稚児唱題行列』で大いに花を飾っていただくことが出来たのは、本当に有り難いことです。

これからも、この集まりでは太鼓をたたきながら声を出してお題目をしっかりと唱え、楽しく信心を深めていきたいと思いますので、遠慮無くお気軽にご参加いただければ幸いです。

次回の信行唱題会は、6月19日(日) 午後2時からです。

昨夜の大雨が嘘のように晴れ渡り、雨に洗われた新緑がまぶしい中、旧暦4月8日に近い月遅れの本日、『花まつり~釈尊降誕会』の法要を厳修しました。昨年に引き続き、お参りされる方々にはお庭や野に咲くお花を持ってきていただきました。皆様の真心のこもった花々で、御宝前にはあっという間にルンビニー園さながらのお花畑が!

皆様、ありがとうございました。


本住寺の誕生仏は、旧本堂解体の折、壁や柱が傾いたせいで長年開かずの扉となっていた御宝前右脇の下の収納部分から、住職が発掘したものです。埃と泥に埋まった状態で何十年も忘れ去られていたお釈迦様ですが、こうして皆様と共に真心のお花・お香・甘茶を献じることが出来るようになったのですから、こんなに幸せなことはありません。法要ではお参りされた方みんなでお経をあげ、順番で灌仏(甘茶をかける)と焼香をしました。そして、唱題会に参加している方は慣れた様子で、それ以外の方も見よう見まねでうちわ太鼓を打ち鳴らしながらの唱題をしました。法要の後には甘茶とお菓子をいただきながら、住職を交えての談笑で楽しいひとときを過ごしました。

誕生仏に甘茶をそそぐのは、お釈迦様がルンビニー園でお生まれになったとき、八大龍王が甘露の雨をもって灌仏したことになぞらえています。この甘茶、現在のような甘茶になったのは江戸時代からで、平安時代には五色の香水が、また鎌倉時代には桃・李・松・栢・柳の五木を煎じて香湯を作り用いていたそうです。

日(日)午前10時30分~

本住寺では旧暦4月8日にあわせて月遅れの5月8日に、お釈迦様がお生まれになったことを言祝ぎ『釈尊降誕会』の法要を厳修したいと思います。

当日は甘茶のご接待もご用意いたしておりますので、お忙しいとは存じますがご家族ご友人等をお誘い合わせの上、是非お参りください。

なお、お参りになる際には庭先や野山にさいているお花をお持ちいただきますようお願いいたします。
皆様の真心の花々をお供えし、お釈迦様の誕生日をお祝いしましょう。