カテゴリ ‘こぢょっこ行事’
感謝で生きる ~春のお彼岸
一日中、冷たい雨が降り注いだ春分の日、本住寺では『春のお彼岸』の法要を営み、檀家中各家のご先祖様のご供養のお経をあげさせていただきました。
また併せて、個別に卒塔婆供養のお申し込みがあった方々のご供養もさせていただきました。
足元がお悪い中にもかかわらず、ご参詣くださいました皆さま、本当がありがとうございました。
法要に先立ち、お参りに来られた檀家さんより、ミモザの花もいただきました!
たっぷりと咲いた明るい黄色の花は、見ているだけで心が明るくなりますね。
早速、玄関に飾らせていただきました。
さて。
彼岸とは、春分・秋分の日を真ん中に前後各3日、迷いの世界=此岸(しがん)から、悟りの世界=彼岸(ひがん)へ渡るべく、六波羅蜜(ろくはらみつ)の修行を実践する期間のことです。
六波羅蜜とは、【布施(ふせ)・持戒(じかい)・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)】の6つのことで、簡単に言いますと【施す・つつしむ・我慢する・はげむ・心をしずめる・智慧をみがく】ことになります。
中日にご先祖様を供養し、六波羅蜜を修行するお彼岸は、今、生きている私達が感謝の気持ちで生きていく為の期間なのだと思います。
今を生きるということは、生きている自分たちさえよければそれでいい、ということではありません。
私達は、一人きりで生まれ、一人きりで生きているわけではありません。
大切な命を繋いでくださったご先祖様に感謝すると共に、家族や友人など様々なご縁を大切に、お互いを思いやり、互いに感謝しあいながら、今この瞬間を精一杯生きることが大切なのです。
お彼岸は、六波羅蜜修行を通して、今を生きる大切さと、生かされていることへの感謝の気持ちを改めて確認するための期間なのです。
長い人生、苦しいことや辛いことも沢山あることでしょう。
しかし、苦しさや悲しさから俯いて、目を閉じ、耳を塞いで、自分だけの世界に閉じ籠ってしまわずに、ゆっくりと深呼吸をし、顔をあげて周囲を見回してみてください。
自分が愛に溢れた優しい世界で生きていると気がついた時、心に感謝が溢れてくることでしょう。
お彼岸を機会に、周囲の人達に感謝の気持ちを伝えてみるのは、いかがでしょうか?
美味しいかき餅、作ります! ~信行唱題会2月
2月の信行唱題会は『かき餅スペシャル』ということで、二日にわたってかき餅作りをしました!
平成30年2月13日(火)
かき餅作り①
まずは『餅つき』からです。
今年も檀家さんのご厚意で、白と豆入りの二種類作りました。
もち米を順番に蒸しながら、手際よく撞いていきます。
白いかき餅がひと臼。
たっぷり黒豆が入ったかき餅がひと臼。
そして!
おまけ?ご褒美?
豆入りのお餅をひと臼ついて、豆大福を作りました。
つきたての熱いお餅をちぎってもらい、丸めておいたあんこをキュキュっと詰めていきます。
多少の歪みやはみ出しなんて、気にしません!
出来上がったところで、住職登場~!
早速、パクり。
お…美味しいっ!!
出来立てを皆で食べる幸せですね。
お祖師様にも、出来立てをお供え~。
残った大福は、もちろんお土産にして、持って帰っていただきました。
お手伝いいただいたB府さん、O野さん、N川さん、I上家の皆さん、本当にありがとうございました!
平成30年2月17日(土)
かき餅作り②
かき餅作り第二弾は、餅切りです!
結構な力仕事になるのですが、今回は若い力が加わり、楽々でした。
フードコンテナに入れて固めたお餅をブロック状に切り分け、専用の大きな包丁でサクッサクッと薄切りにしていきます。
薄切りにされたかき餅は、キレイに並べて干していきます。
切る→運ぶ→並べる……チームプレーです。
残った端っこを軽く炙って、お茶請けにしました。
ほんのり甘くて、とっても美味しかったです。
お手伝いいただいた、B府さん、O野さん、N川さん、Y邊さん、I上家の皆さん、本当にありがとうございました!
出来上がったかき餅は、ゆっくり乾燥させて、5月の花まつりの時にお接待で振る舞う予定です。
お楽しみに!
瑞祥新春~本住寺のお正月
明日は鏡開きですね。
皆さま、楽しいお正月を過ごされたことと思います。
本住寺の年越しは、お寺の除夜の鐘を檀家さんたちの手によって鳴らしていただき、住職と妙紀は、最上稲荷へ出仕し御祈祷をさせていただきました。
お正月は5日から7日まで『新年初祈祷』として、お参りくださいました方々に妙紀が御祈祷をし、開運ぜんざいと桜咲く金運茶でおもてなしをさせていただきました。
毎年お参りくださる檀家さんの他、初めてお寺に来てくださった方もおられ、とても有り難かったです。
住職は最上稲荷より、皆さまのご健康とご多幸をお祈りしておりました。
お正月のおもてなしが終わり、9日(火)は今年最初の『信行唱題会』がありました。
いつも参加してくださる檀家さんが、お嫁さんと可愛いお孫さんを連れて参加してくださり、新年からほっこりとした信行唱題会となりました。
お経の後のお茶請けには、お供えにいただいたガレット・デ・ロアをお出ししました。
中に入っているフェーブを引き当てたのはTちゃんでした。
王冠をかぶった様は、プリンセスですね♪
本年も、お参りくださった皆さまが笑顔になれるお寺を目指して、精一杯の精進をしていこうと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!