カテゴリ ‘こぢょっこのこと’

仏様と向き合う時間を

本住寺では、月に1度、毎月第3土曜日に
『観音経写経会』を催しております。
静かな本堂で一心にお写経をする心地よい時間を求めて、
毎月通われている方もいらっしゃいますし、
近頃は、若い人でもお写経に興味を持たれる方も多く、
わざわざ遠方から訪ねて来られる方もおられます。
仏様と向き合う時間を求めてお寺に足を運んでくださることは、
とても有難いことで、本当に嬉しく思います。

観音経写経会

実は、その月に1度の『観音経写経会』とは別に、
少人数でお写経を体験してもらう企画もございます。
日時や内容につきましては、個別に決めさせていただくのですが、
大体4名~10名程度のグループでお寺にお越しいただき、
お写経に住職の法話と軽食が付いて約3時間半強のプログラムです。
この度は、日頃から住職がお世話になっている
岡山スバル倉敷中島店の有志の方々に、体験していただきました。

説明

まずは、住職から、お写経をするにあたっての心構えと
観音経についてのお話しをさせていただきました。
皆さん、すでに緊張気味です!

お作法1 深心行

その後、場所を御宝前に移し、
お写経をする際のお作法についての説明をいたしました。
手と口や身体を清め、姿勢を整え、心を鎮めたら、
いよいよお写経を始めます。
ひと筆ひと筆大切になぞり、丁寧にお経を書き写すことを通して、
自分自身と向き合い、仏様と向き合うことが出来ます。
受け止め方は千差万別。
お写経に没頭すること、約90分。
今回ご参加の皆さまは、どのように感じられたのでしょうか?

お写経

お写経が終わり、ちょうどお昼の時間となりましたので、
枝豆とトウモロコシのおこわを中心にした精進料理もどきで
軽くお食事をしていただきながら、住職の話を交えて、
ざっくばらんな談笑となりました。
緊張も解れたせいか、皆さん、とてもスッキリとしたお顔でした。

岡山スバル倉敷中島店有志の皆さま、
本当にありがとうございました!!

かき餅講習会

朝夕はまだ冷え込むとはいえ、少しづつではありますが日足が伸びて、

春の訪れを感じられるようになってまいりました。

パラパラと雨がちらつく日曜日、こぢょっこ寺では

花まつりにお接待で振舞う『かき餅』を、皆で作りました。

かき餅@花まつり

平成27年2月22日(日)午後1時より

『かき餅講習会 その1』

昨年までは、出来上がったかき餅をお供えいただいておりましたが、

今年からは、教わりながら皆と一緒に作ってみよう!ということになり、

本住寺の料理隊長・別府さんを講師に『かき餅講習会』を開催いたしました。

蒸してます! 蒸しあがり!

豆入りも! 2色かき餅

本堂の軒下なら、多少雨が降っても大丈夫!

白い分を2升、豆入りの分も2升、大きな蒸籠で蒸し上げます。

蒸しあがった餅米にお砂糖を加えて搗いたら、あっという間に出来上がり!

型に入れたら、あとは固まるのを待つだけです。

餡子を丸めて 餅を千切って

包んで丸めて 出来上がり!

かき餅を搗くだけでは、ちょっと寂しいかな…と思っていたところ、

なんと!豆大福の準備までしてきてくれておりました。

さすがは料理隊長殿です!!

搗きたてのお餅で餡子を包んだら、豆大福の出来上がりです。

早速、出来立ての豆大福をいただきます。

あ、あ~ん

大きな口で、あ~ん……お!美味し~い!!

贅沢なおやつに、住職も大満足です。

沢山出来た豆大福は、皆で分け合い、お土産付の講習会となりました。

習った内容につきましては、後日、妙紀がレポートをまとめて

ご報告させていただくそうなので、お楽しみに?!

平成27年2月26日(木) 午前10時より

『かき餅講習会 その2』

さて、かき餅講習会の第二弾です。

型に入れて固まったかき餅を、スライスして干す作業を皆でしました。

かき餅の固さを確認 便利!餅切機

固まった餅をブロックに切り分け、さらに固まるのを待つこと2日。

イイ塩梅に固まっております。

講師の別府さんには、餅切機を持ってきていただきました。

こぢょっこ寺でも、色々お道具を揃えていかねばなりませんね。

結構、力がいるのです。

簡単に薄くスライス出来る餅切機は、本当に便利なのですが・・・

なかなかに力が要る作業です。

少しずつ押し出して、スライスしていく様子を、興味津々に覗き込む住職。

やってみたくて、ウズウズしているようです。

ワシにもやらせて!! これ、楽しい!

別府さんに代わって、やらせてもらうことに!

ブロックの豆餅を押し当てて…グッと歯を下ろして、サクリ。

女性には力の要る作業でしたが、住職にかかればサクサク簡単なようです。

最初は恐る恐る切っておりましたが、手際よく次々とスライスしておりました。

重ならないよう… 綺麗に並んでます!

スライスしたかき餅は、重ならないように並べて干します。

手分けをして、綺麗に並べていただきました。

あとは、このまま20日程、陰干しします。

本日のおやつは、かき餅の切れ端をグリルで炙ったものを

黒豆茶と一緒にいただきました。

これまた、美味しい!!

最後になりましたが、お道具等をすべて用意した上でご指導くださった別府さん、

そして、お忙しいところお手伝いくださいました信行会の皆様、

本当にありがとうございました!

乾燥したかき餅は、5月24日の花まつりの時に、

こぢょっこ寺特製の椿油でサックリ揚げて、皆さまと一緒に味わう予定ですので、

どうぞお楽しみに!!

 

冬来たりなば春遠からじ~師走の本住寺

冷たい木枯らしに、身の切られるようなこの頃です。

いつも、のほほんとした雰囲気の本住寺ですが、

師走の声を聞き、少し慌ただしさを感じるようになりました。

なかなかマメに近況報告が出来ておりませんが、

12月にあった出来事を、少しご紹介させていただきたいと思います。

御会式H26

平成26年12月3日(水)午後6時30分より

宗祖日蓮大聖人 第733回忌 御会式法要

本住寺の御会式は、旧暦の10月12日のお逮夜に執り行っております。

今年は12月に入ってからの御会式となりましたが、

お陰様で、無事に奉行することができました。

この日は、信行唱題会に参加してくださっている檀家さんを中心に

昼から、本住寺特製の『お赤飯』と『精進芋煮汁』を作りました。

お赤飯に使われるお米や豆、芋煮汁の具になる野菜は、

みんな檀家さんの畑で採れたものばかりで、

本当にありがたく、深く感謝しております。

そして、今年から『芋煮汁』が、出汁も含めてお精進の芋煮となりました。

お参りに来ていただいた皆様にも喜んでいただけ、何よりでございました。

七面山

平成26年12月6日~7日 『七面山唱題登詣修行』

そして、御会式が無事に済んだ週末、七面山にお参りに行くことになりました。

『七面山唱題登詣修行』への参加が、急遽決まったのです。

心も体も、何も準備のできていない状態なのに、とりあえず出発しました。

登りに約5時間、翌日の下りに3時間半の道のりは、

ずっとお題目を唱えながらの修行です。

普段から唱題行をする機会は多いのですが、

一日中ずっと唱題をする機会はそうそうありません。

キツイ坂道も、お題目を唱えながらなら、登っていける気がします。

山頂にある敬慎院で一泊させていただき、様々なお堂を案内していただいたり、

修繕中の内陣の様子も見させていただきました。

 富士山 別当さんと!

翌朝の気温はマイナス11度!!

耳がちぎれそうな寒さです!

冬のキンと冷えた空気の中、目の前には富士山がとても綺麗に見えました。

御題目を唱えながら待っていると、富士山の裾野からご来光が!

言葉にならない程の感動でした。

今回の唱題登詣修行に声をかけてくださった七面山の別当さんは、

住職の学生時代からの友人でもあります。

旧交を温め、共に修行させていただけたことに、心より感謝申し上げます。

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平成26年12月14日(日) 午前10時より

本住寺 お焚きあげ

この週末は、住職の勤め先でもある最上稲荷で、お火焚き大祭がございました。

こぢょっこ寺でも、お寺に納められた古いお札や卒塔婆をまとめ、

お清めをして、お炊き上げをいたしました。

お経をあげ、修法をしてから、いよいよ点火です。

爆ぜる火の粉に、住職の法衣に穴が増えたのは言うまでもありません。

これも、冬の風物詩ということで・・・(泣)

今年も、あと僅かとなりました。

本年も本住寺にご厚情を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

これから寒い日が続きますが、

お身体には充分にお気を付けてお過ごしくださいませ。

皆様のご健康とご多幸を、お祈り申し上げ、

年末のご挨拶とさせていただきます。

来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。