色付く柿は秋の色 ~信行唱題会 十月~
10月23日(日)午後2時~
稲刈り、実りの秋真っ盛り、10月の信行唱題会です。
本住寺に一本だけある柿の木も、今年はたわわに実をつけております。
日に日に色見を増してゆく柿の実を見ていると、しみじみ秋を感じます。
重たげに下がった枝から柿の実を収穫し、お茶請けにお出ししてみました。
柿は嘉気(かき)とも言われ、めでたい兆しや運気が上がる食べ物なのだとか。
旬の柿を美味しく食べて運気が上がるのですから、こんなに嬉しいことはありませんね。
それから、今日は檀家さんの一人から、嬉しいお土産をいただきました!
身延山名物の『みのまん』と、ワイン用のブドウが入っている『月の雫』というめずらしいお菓子で、早速、皆さんと一緒にいただきました。
『どうしてもお参りに行きたくなって…』と、単身・日帰りで身延山へ行って来られたそうで、お土産話にも花が咲きました。
久しく総本山へのお参りが出来ていない住職にとっては、とても羨ましいお話でした。
身延のお山は、何度訪れても本当に素晴らしいところで、気持ちが洗われます。
お寺の再建もできたことだし、近いうちにお参りに行く機会を作りたいと思いながら、はや数年が経ちました。月日の経つのは早いものですね。
唱題行に先立ち、お経や作法について、少しお話をさせていただきました。
こうして皆さんと共にお釈迦さまの説かれた教えについて少しずつでも触れていくことができるののは、
とても嬉しく、有り難いことだと思います。
そして回を重ねるごとに思うことですが、
だんだん良くなる法華の太鼓!
お題目を大きな声で繰り返していくうちに、打ち鳴らす太鼓の音も力強くなっていきますね。
一生懸命にお題目を唱えた後は、呼吸を整えながら、心を鎮める深心行です。
姿勢を正して、目は閉じてしまわずに、静かにゆっくりと深~い呼吸を繰り返します。
御宝前のお祖師さま方! 今日の法味は如何でしたか。
次回の信行唱題会は
11月20日(日)午後2時~です。
が、その前に11月7日は旧暦10月12日となり、午後6時半より本住寺の
「お会式」がございます。より大勢の皆さんと共にお題目が唱えられますように、
どうぞお誘い合わせの上ご参集下さいませ。