まごころと作法 ~信行唱題会 9月~
9月18日(日) 午後2時~
9月の信行唱題会です。
今回はいつも参加してくださる渡辺洋子さんと井上やす子さんからのお申し出により、
お月見にあやかってお抹茶をいただく風流な信行唱題会となりました。
今回は住職の法話の代わりに、お茶をいただく際の簡単な作法を教えて頂きました。
茶道の嗜みがない住職も、教えていただきながら、ぎこちない手つきで挑戦です。
いつもより賑やかで和気藹々とした雰囲気の中、とても楽しくお茶をいただきました。
普段、お抹茶をいただく機会はなかなかありませんが、こうしていただくと、とても良いものですね。
沢山の素敵なお茶碗は井上やす子さんが、お抹茶とお菓子とお花は渡辺洋子さんがご用意下さり、井上利子さんがお手伝い下さいました。
本当にありがとうございました!
茶道も仏道も、作法はとても大事なものですね。
作法と聞くと、堅苦しい様式化された言葉や動作を想像しがちですが、その本質は、敬意や愛情などの温かい真心が、言葉遣いや立ち居振る舞いに表れ出たものだといいます。
人が他人や物事と関わりあう時は勿論、神仏と向き合う時には、真心がとても大切ですし、その真心を伝える為に、作法は必要となってくるのではないでしょうか。
表面だけいくら取り繕ってみても、その言動に心が伴わない場合に虚しく感じられるのもこのためでしょう。
信行唱題会では、御宝前での合掌・礼拝のやり方やお数珠のさばき方など、神仏と向き合う時の作法も実践してまいりましたが、始めたばかりの頃に『お作法を習って実践することで、仏さまに心が通じたような、とても近くに感じられる気持ちになりました。』という感想をいただいたことがあります。
神仏は遠くにおられるのではなく、常に私達の側にいて、ご守護くださっております。
ちょっとした心がけから、そのことを更に身近に感じられることは、とても素敵なことですね。
形だけに囚われてしまうのではなく、作法は真心を伝えるための一つの手段として、生活の中に楽しく取り入れてみるのはいかがでしょうか?
これからも皆様と共に、楽しく手を合わせていけたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
次回の信行唱題会は 10月23日(日) 午後2時 からです。
興味をお持ちになった方は、是非、お気軽にご参加下さいませ!