手水の搬入
4月に入りようやく春らしい温かさとなったこの日、とある檀家様のご遺志により、本堂の前にとても立派な手水鉢が奉納されました。
大きなクレーン車で運ばれた石の数々は小豆島から海を越えてやってきたものなのだとか。
庭師さんの指示のもと、中心となる手水鉢をはじめに次々と並べられていきます。
建て替え以前からあった手水鉢は妙見堂の前に場所を移しました。
流れる水を受ける足元には、古い瓦を埋め込むという遊び心も。
大きな手水が据えられたことで、不思議と本堂の佇まいまでが堂々としたものに見えます!
こうした方々のおかげで、お寺らしい風格が備わっていくのは本当に有難いことだと思います。
この手水鉢はこれから長きに渡って、お参りに来られた方の手を浄めながら、お寺とともに歴史を刻んでいくことになるでしょう。
皆様も本住寺に来られた際には、どうぞお手を浄められてからお参りくださいませ。