冬来たりなば春遠からじ~師走の本住寺
冷たい木枯らしに、身の切られるようなこの頃です。
いつも、のほほんとした雰囲気の本住寺ですが、
師走の声を聞き、少し慌ただしさを感じるようになりました。
なかなかマメに近況報告が出来ておりませんが、
12月にあった出来事を、少しご紹介させていただきたいと思います。
平成26年12月3日(水)午後6時30分より
宗祖日蓮大聖人 第733回忌 御会式法要
本住寺の御会式は、旧暦の10月12日のお逮夜に執り行っております。
今年は12月に入ってからの御会式となりましたが、
お陰様で、無事に奉行することができました。
この日は、信行唱題会に参加してくださっている檀家さんを中心に
昼から、本住寺特製の『お赤飯』と『精進芋煮汁』を作りました。
お赤飯に使われるお米や豆、芋煮汁の具になる野菜は、
みんな檀家さんの畑で採れたものばかりで、
本当にありがたく、深く感謝しております。
そして、今年から『芋煮汁』が、出汁も含めてお精進の芋煮となりました。
お参りに来ていただいた皆様にも喜んでいただけ、何よりでございました。
平成26年12月6日~7日 『七面山唱題登詣修行』
そして、御会式が無事に済んだ週末、七面山にお参りに行くことになりました。
『七面山唱題登詣修行』への参加が、急遽決まったのです。
心も体も、何も準備のできていない状態なのに、とりあえず出発しました。
登りに約5時間、翌日の下りに3時間半の道のりは、
ずっとお題目を唱えながらの修行です。
普段から唱題行をする機会は多いのですが、
一日中ずっと唱題をする機会はそうそうありません。
キツイ坂道も、お題目を唱えながらなら、登っていける気がします。
山頂にある敬慎院で一泊させていただき、様々なお堂を案内していただいたり、
修繕中の内陣の様子も見させていただきました。
翌朝の気温はマイナス11度!!
耳がちぎれそうな寒さです!
冬のキンと冷えた空気の中、目の前には富士山がとても綺麗に見えました。
御題目を唱えながら待っていると、富士山の裾野からご来光が!
言葉にならない程の感動でした。
今回の唱題登詣修行に声をかけてくださった七面山の別当さんは、
住職の学生時代からの友人でもあります。
旧交を温め、共に修行させていただけたことに、心より感謝申し上げます。
平成26年12月14日(日) 午前10時より
本住寺 お焚きあげ
この週末は、住職の勤め先でもある最上稲荷で、お火焚き大祭がございました。
こぢょっこ寺でも、お寺に納められた古いお札や卒塔婆をまとめ、
お清めをして、お炊き上げをいたしました。
お経をあげ、修法をしてから、いよいよ点火です。
爆ぜる火の粉に、住職の法衣に穴が増えたのは言うまでもありません。
これも、冬の風物詩ということで・・・(泣)
今年も、あと僅かとなりました。
本年も本住寺にご厚情を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
これから寒い日が続きますが、
お身体には充分にお気を付けてお過ごしくださいませ。
皆様のご健康とご多幸を、お祈り申し上げ、
年末のご挨拶とさせていただきます。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。